本・雑誌

【R+】レビュー:「企画はひと言。」石田章洋

こんにちは。
@pooh_1960です。

R+(レビュープラス)さんからの献本枠でのレビューです。

数々のヒット作を生み出した放送作家の企画術が明らかに

著者 石田章洋さんは放送作家。
これまでに手掛けた番組は、TBS『世界ふしぎ発見!』、テレビ東京『TVチャンピオン』、BSフジ『LIVEプライムニュース』など。
そうした実績をもつ著者がこれまでの経験から導き出した企画術をまとめたのが本書「企画は、ひと言。」です。
この本の内容はそのタイトルがすべて。

著者が自身の経験・体験から導き出した「受ける企画」「通る企画」を生み出しその企画を実現させるための答えが、タイトル「企画はひと言。」という言葉に集約されています。

ナナヘソスの法則!?

全5章からなる本書、第1章・第2章では、「ひと言」の実例やどのような「ひと言」がよいかが述べられ、第3章・第4章ではその「ひと言」を生み出すための技術、そして最終第5章では生み出した「ひと言」の効果的な伝え方、企画実現のノウハウがのべられています。

第1章(ウケる企画はみんな「ひと言」)では、「ひと言」で表すことの重要性を、著者自らの体験や多くの例を挙げて説明されています。
ハリウッド映画も「ワンライン」からはじまる。エレベーター・ピッチ!いやいやそれでも生ぬるい、理想はエスカレーター・ピッチだとのこと!

そして、第2章(ウケるアイデアの5原則)では、どのような企画(アイデア)が受けるのかを5つの原則として紹介。
特に「なるほど!」となっとくしたのは、原則1「”トンガリ幻想”は捨てよ」
100%新しい企画は未来永劫実現しない。
自分だけが思い描いているとびっきり新しい企画は、誰にも見えないが故に実現しない、ということ。
若い人や自信過剰な人、人の意見に耳を傾けない独りよがりな人は、心して耳を傾けて欲しいものです。

第3章ではアイデアを生み出す技術、そして第4章ではアイデアをひと言にまとめる技術をステップを踏みながら解説。

最終章では企画を通すためのノウハウ。
著者が言うには、より効果的に伝えるために大事なのは「聞き手が読んでどう感じるか」
それには「起承転結」「序論・本論・結論」より「ナナヘソス」なんだそうです。

なるほど「ナナヘソス」か!
って、わかりませんよね?
気になる方は自分で読んでみて下さい。

近道ではないけど遠回りをしなくてすむノウハウ

著者が25年以上にわたって積み上げてきたノウハウ。
企画を立てる必要がなくても、多くの示唆に富んでいます。

もちろんこの本を読んだからと言ってすぐに体得できるわけではありません。
多くの経験を積まなければ、試行錯誤繰り返さなければ体得できないでしょう。
しかし、この著者のノウハウを知っていれば無駄な努力をしないですむ、遠回りをしなくてすむと思います。

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