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【R+】レビュー:『できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか?』臼井由妃

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こんにちは。
待ち合わせが本屋率は結構高い@pooh_1960です。

そんなに量は読めていないけど、本屋好きです。
本屋であれば何時間も過ごすことができますからね。

そんな本屋好きには見逃せないタイトルの本をR+(レビュープラス)さんからの献本頂きました。

できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか?』臼井 由妃(翔泳社)

『女性』経営者

著者 臼井由妃さんは、経営者、コンサルタントとして活躍中の女性。
かって放映されていたテレビ番組『マネーの虎』(TV東京系)にも出演されていたのだそうです。

そもそも経営者となるきっかけはご主人が亡くなられたこと。
現在でも、女性経営者、とわざわざ『女性』がつけられることからわかるように、まだまだ女性が経営者として会社を率いていくということには困難がついてまわるようです。

そうした困難については、父の死後 会社を引き継いだ母が、女性経営者として苦労をしてきた姿を見てきているので、容易に想像がつきます。

気軽に読める人生のヒント集

しかし、この本は、そうした著者の経営者とし苦労話しや大仰な経営哲学が語られているわけではありません。
「この『ひと工夫』が一流の人生を作る。」「成功する人のシンプルな習慣 37」というサブタイトルの通り、著者のこれまでの体験からえられた、成功するための「ひと工夫」「シンプルな習慣」が、37項目にまとめられています。

どれも、平易な言葉でわかりやすく書かれています。
あっという間に読み終えてしまいます。

「ひと工夫」というだけに、今までなかったノウハウや劇的な成功の手法が書かれているわけではありませんので、もの足りない、と感じる方も多いかもしれません。

しかし、この37習慣の多くに、「なるほど」「確かにそうだな」と、あらためて感じ、考えさせられることがありました。

少し目次からひろってみると、

え?なるほど!と思った項目

  • 仕事はやり残して帰る
  • 重要なことは仕事中に決めない
  • 悪い話は金曜日の夕方にする

あ、耳が痛い!と思った項目

  • つねに保険を考えておく
  • あった人には12時間以内にメールする

37の項目どれにも、何かしら自分の身を振り替えさせられることです。
虚心坦懐、こうしたちょっとした工夫、気遣いを、愚直に実践していくことが成功につながるのだ、と思います。

著者が、ふと目にしたポスターに惹かれ入った本屋で、35億円を生み出すことになる商品のネーミングを思いついたように、この本をパラパラとめくることで、この中の小さなひと工夫のどれか一つかに、自分にとって大きなヒントを得ることができるかもしれません。

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