こんにちは。
プラハの春を知っている世代 @pooh_1960です。
プラハの春とその後のソ連による弾圧、幼いころでしたが新聞(おそらく)に掲載されたソ連軍の戦車の写真はなぜか記憶にあります。
もちろん、その事件の意味は成長してから書物を通して知ることになりましたが…
冷戦時代、ベルリンの壁が存在するのが当たりまえ、日本で言えば55年体制下、いまとはずいぶんと違った世界の風景でした。
チェコというと、ドヴォルザークの家路のイメージ、牧歌的でのどかの風景を思い浮かべもしますが、歴史的には多くの苦難を負った国でもあるのです。
東京佼成ウインドオーケストラ「吹奏楽燦選/フェスティーヴォ!」
今度の東京佼成ウインドオーケストラの新譜は、全編チェコ!
作品は、3人のチェコの作曲家、ユリウス・フチーク(プラハ出身)、カレル・フサ(プラハ出身)、ヴァーツラフ・ネリベル(オストラヴァ出身)によるもの。
指揮は プラハ・キャッスル・ガード・アンド・ポリス・ウインドオーケストラの常任指揮者兼音楽監督 ヴァーツラフ・ブラフネク大佐
極上のチェコの音が聴こえてきそうです。
個人的には ネリベルが一番のなじみ。
特に「フェスティーボ」は中学時代から好きな曲。「2つの交響的断章」も中学時代に出会ったが、当時はあまり好きにはなれず、大人になってその良さが分かった。
カレル・フサ「プラハ1968年のための音楽」については、「吹奏楽マガジン Band Power:スペシャル 富樫哲佳」に詳細な解説がありますのでぜひご一読を
1.ユリウス・フチーク:マリナレッラ序曲 作品215
2.カレル・フサ:プラハ1968年のための音楽 I-序奏とファンファーレ
3.カレル・フサ:プラハ1968年のための音楽 II-アリア
4.カレル・フサ:プラハ1968年のための音楽 III-間奏曲
5.カレル・フサ:プラハ1968年のための音楽 IV-トッカータとコラール
6.ヴァーツラフ・ネリベル:アンティフォナーレ
7.ヴァーツラフ・ネリベル:2つの交響的断章 I-マルカート
8.ヴァーツラフ・ネリベル:2つの交響的断章 II-アレグロ・インペトゥオーゾ
9.ヴァーツラフ・ネリベル:交響的断章
10.ヴァーツラフ・ネリベル:フェスティーヴォ
演奏:東京佼成ウインドオーケストラ 指揮:ヴァーツラフ・ブラフネク
録音:2013年3月17,18日、武蔵野音楽大学バッハザール(埼玉県入間市)
[96kHz/24bit録音]
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
ロシア語通訳者・エッセイストとして鋭い舌鋒、胸のすくような歯に衣着せぬ物言いで活躍していた米原万里さんが、自ら過ごしたチェコのソビエト学校(小学校)の4人の同級生の消息を辿るノンフィクション。
冷戦時代の社会の空気感がわかり、また現代の教育や社会のありようを考えるさせられもする。
読みものとしても面白く、おすすめの一冊。
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