9.11が過ぎました。
あまりにも多くの想いがおしよせて、言葉もないのですが・・・
テロを撲滅するためといい、日本も支持した「正義の戦争」。実は「正義」など何もない。そんな戦争の影で、アフガニスタンは、イラクは、国連決議を無視し理不尽な占領状態にあるパレスチナの、人々の姿、情報はあまりにも伝えられません。
イスラエルの攻撃を受けたレバノンでは、クラスター爆弾による被害が、イラクでは先の湾岸戦争時から劣化ウラン弾による被害が伝えられています。
被害にあうのは一般の市民、なかでも弱い子どもたちです。
私たちが見ている、見せられている報道は、「見せても良いもの」に過ぎない野かもしれません。不正義は隠されたままです。
9月16日土曜日より、金沢シネモンドで
「 Here & There ~六ヶ所村からパレスチナまで~」 と題した特集が始まります。
上映作品は、「六ヶ所村ラプソディー」、「ヒバクシャ 世界の終わりに」、「ガーダ ―パレスチナの詩―」、「Marines Go Home~辺野古、梅香里、矢臼別」 の4本。
初日16日土曜日には、鎌仲ひとみ監督、古居みずえ監督の舞台挨拶・トークイベントもあります。
残念なながら、土曜日は仕事でいけません(泣)
時間の空いている方、ぜひ、ぜひ、お出かけ下さい。
マスコミで伝えられる報道では見えてこない、今の世界の、社会のありようを伝える、どれも見逃せない作品ばかり。
こんなラインナップはめったにありません。
以下、シネモンドさんのメール、サイトから抜粋して作品の紹介を掲載。
詳しくは、シネモンドさんのサイト
http://www.cine-monde.com/news.html
で、ご確認下さい。
- 「六ヶ所村ラプソディー」
- http://www.rokkasho-rhapsody.com/
上映日:9/16、19、20、22、23、26
監督:鎌仲ひとみ/2006年/1時間59分/16mm
2004年、青森県六ヶ所村に使用済み核燃料の再処理施設が完成した。周辺には、放
射能汚染を危惧して反対運動をつづける人々、そして経済面、雇用面で再処理施設は
必要という人々が日々の暮らしを送っている。カメラは反対派、推進派それぞれの選
択を見つめ、普通の人々の暮らしと生き方を淡々と映しだす。 - 「ヒバクシャ 世界の終わりに」
-
http://www.g-gendai.co.jp/hibakusha/
上映日:9/17、19、21
監督:鎌仲ひとみ/2003年/1時間56分/16mm
1998年、イラクを訪れた監督は劣化ウラン弾で白血病を病んだこどもたちと出会い
思った。世界で初めて原爆が投下されてから、原爆の体験は日本や世界で共有されて
きたのだろうか? 核実験、核兵器、核開発、原発。この映画では核の被害者を等し
くヒバクシャと呼び、ヒバクシャの声に、未来へのメッセージに耳を傾ける。 - 「Marines Go Home~辺野古、梅香里、矢臼別」
-
http://hayaokidori.squares.net/marines_go_home/
上映日:9/18、20、22、25、28、29
監督:藤本幸久/2006年/2時間11分/DV
国内に米軍基地問題を抱える日本と韓国。9年になろうとする闘いで米軍基地の建
設を停めつづけている沖縄・辺野古、半世紀以上、米軍の射撃場に苦しめられてきた
韓国・梅香里、そして演習場のど真ん中に住みつづける川瀬氾二さんたちの北海道・
矢臼別の闘い。「事実を知ることは力になる。そこから知恵も勇気も生まれる」(澤
地久枝/プレスより) - 「ガーダ ―パレスチナの詩―」
- http://www.ghada.jp/
上映日:9/16、17、18、21、24、27
監督:古居みずえ/2005年/1時間46分/DV
ガザの難民キャンプで生まれ育った、難民3世のガーダ。古居監督は彼女に出会い、
12年間ガザに通う。ガーダは溌剌とした明るい女性だ。結婚、出産そして第2次イ
ンティファーダを経験し、パレスチナ人としてのアイデンティティーに目覚め、古老
たちから故郷を奪われた体験と暮らしについて聞き書きを始めた。
- シネモンド cinemonde
-
金沢市香林坊2-1-1 KOHRINBO109 4F
TEL(076)220-5007 FAX(076)220-5008
転送香林坊東急スクエアの4階にある映画館シネモンドのホームページです。世界の映画をお届けします。
参考リンク
- Stop ROKKASHO
- http://stop-rokkasho.org/information/ja/index.html
六ヶ所再処理工場の危険性を伝えるサイト。未来への負の遺産、です。 - 9・11から5年 翻弄されるアフガン:JANAJAN
- http://www.janjan.jp/world/0609/0609110985/1.php
報道されることも少なくなったアフガニスタンの状況 - レバノン:劣化ウランの実験場:JANAJAN
- http://www.janjan.jp/world/0609/0609100967/1.php
戦争はなかなかおおぴらには使えない兵器の処分場でもあり、さらなる兵器の実験場でもある。利益を得るのは誰? - パレスチナから9.11を想う:JANAJAN
- http://www.janjan.jp/world/0609/0609120083/1.php
ガザには3万人の5歳未満の子どもが慢性的な栄養失調にかかり、今後の食料不足および水の汚染でさらに増えると予測される
昔の話しではなく今、現在の状況
おすすめの書籍、いっぱいあるのですが、とりあえず2つだけご紹介
パレスチナが見たい
森沢 典子
9.11直後だったと思います、パレスチナから帰国した森沢さんのお話を富山で聞かせて頂きました。撮りためた多くの写真とともに。涙がとまりませんでした。
その後、金沢でもお話しをして頂きました。
森沢さんの優しいまなざしと、森沢さんを受け入れるパレスチナの人々の温かみ。厳しい現実。
あれから、ますます状況はひどくなっています。
ヒバクシャ―ドキュメンタリー映画の現場から
鎌仲 ひとみ
被爆者。広島、長崎、だけではありません。そして私たちも・・・
*石川県石川郡野々市町御経塚のことは、御経塚リンク集をご覧あれ。
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コメント
時を同じくして、私はかなざわ演劇祭にいってきました。劇団アンゲルス公演の「満州8.27」
昭和13年、石川県から6千600人もの人が白山郷開拓団が国策により満州へ・・・。しかし、敗戦と同時に開拓団の状況は一変し、集団自決を迎える・・・。そして生き残った人たちも、過酷な引き上げの状況により、3千人以上の人々が命をなくしたのです。
石川県に住んでいながらこのことは知りませんでした。
演出家の岡井さんはこう語っています。
”百万べん「平和が大切だ」と叫ぶより、「戦争はいやだ!」という本物のつぶやきのほうが人に伝わるのだ。今この国に住んでいて、そんな声がなかなかだせないでいることに、気づきはじめた。”と・・・・。
出演者の中に小学校3年から知っている友達がいます。
彼女の演技は素晴らしくとっても輝いていました・・・。
これからもこの劇団で活躍することを願っています。
>ヤント さん
すばらしいですね。
過去の歴史を学び、過ちは繰り返さない、未来に生かすことが、人類が人類たる所以だと思います。それを「自虐」と揶揄する人々の方が大手を振っているのが現状ですね。
ところで、アンゲルスの公演24日にもあるようですね。
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000609120001
「ガーダパレスチナの詩」もいけるとしたら24日、どうしよう・・・