こんにちは。
@pooh_1960です。
学生時代よく通った新宿 DUG もっぱら2Fの喫茶で先輩たちとお茶してました。
COVID-19 新型コロナウイルス感染症の影響で、DUGさんも現在は休業中です。
そんなDUGさんが、Twitter、Instagram、YouTube始めました、とFacebookに投稿されていたので早速拝見しました。
YouTubeでは、DUGのオーナーであり、写真家でもある中平穂積さんが、「セロニアス・モンクと荒城の月」と題してお話しされています。
それが、まさに貴重なお話しなのです。
中平穂積「セロニアス・モンクと荒城の月」
セロニアス・モンクの荒城の月(アルバムのクレジットは「ジャパニーズ・フォーク・ソング」は、2017年大ヒットした映画『ラ・ラ・ランド』に登場し注目を集めた(少なくとも私のような人間は「オオ!」ってなった)曲です。
映画の中では主人公セブがモンクのレコードを繰り返し聴きながらピアノの練習をするのですが、そのメロディーが「荒城の月」なのです。
私も、以前書いた記事の中でちらっとそのことに触れています。
今回、中平穂積さんのお話しが、まさにそのモンクの荒城の月、ジャパニーズ・フォーク・ソングがどのような経緯で生まれることになったのか、という秘話なのです。
YouTubeの動画を埋め込んでおきますが、私が要約した文章も併せて記しておきます。
1966年ころ、モンクが来日した際に、中平穂積さんはお土産を持ってモンクに会いに行きました。そのお土産は、昭和・大正の頃のオルゴール、ねじを巻いて時間がくると日本の曲がながれる目覚まし時計のようなものだったそうです。その中に入っていた曲が「荒城の月」
モンクはそれをいたく気に入り、帰りの飛行機の中でも繰り返し聴きます。
うるさいと苦情がでて注意されたモンクは、トイレに籠って聴き続けます。
こんどはトイレが使えない、という事態に。結局、外からドアをあけられ、空港に着くまで預かっておきます、と取り上げられたとのこと。
その年、中平さんはニューポートへ行きます。モンクの奥さんが「今日は中平のために一曲演奏するよ」というのでなんだろう、と思って聴いていたら、それが「荒城の月」でした。
そしてその「荒城の月」はその年の暮れに録音されたアルバム「Straight, No Chaser」のB面1曲目に収録。タイトルは「Japanese Folk Song」中平さんがライナーノーツを読んだところ、モンクが日本に行ったときに友人が贈った曲、という風に書かれていたそうです。
いやぁ、なんか興奮してしまいますね。
中平穂積さんがオルゴールをモンクにプレゼントしていなければ、ラ・ラ・ランドもなかったかもしれません。
すごいですねぇ。
こういうお話し、もっと、もっと聞きたいです。
中平穂積さんの写真展が一昨年の11月にわが野々市市の図書館、ののいちカレードで開催されました。わたし、2回行きました。
音楽は心の糧
現在のこの状況下、いろんな意味で、いままで音楽に触れることで、心をたもつことができてきたのか、あらためて感じています。
音楽を届けてくれる方々の少しでも支援ができればよいのですが、私自身、生きていけるかどうか、という状態。
声をあげて、よい方向へつなげていきましょう。
今日見かけた 四谷のジャズ喫茶「いーぐる」さんのTweetも埋め込んでおきます。
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コロナウイルスによる外出自粛要請がされるなか、当店の存続も厳しくなってまいりました。
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— ジャズ喫茶いーぐる@スタッフ運営 (@jazz_eagle) 2020年4月16日
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