1日(土)、京都大学吹奏楽団 第37回定期演奏会を聴きに行ってきました。
家族全員で行くつもりでしたが、残念ながらトロンボーン吹きの次男は試験前のため、お留守番でした。

2日の午後1時に金沢を出発し、午後4時前にホテルに到着。
チェックインして、荷物を置いてすぐに、地下鉄烏丸線（五条駅から北山駅）で京都コンサートホールへ。
入場整理券配布開始は午後4時45分から。20分ほど前に到着すると、もうすでに長蛇の列。無料だものね。しょうがないですね。

無事、入場整理券をゲット。開場までの時間、近くを散策して、食事でも、と思っていました。が、雨が降ってきたため、コンサートホールに併設のラ・ミューズ(天空の神ゼウスの娘、音楽・学芸・科学をつかさどる女神）というレストランにて食事。

入場を待つ長い列に加わり、会場内へ。
ステージ向かって左、3階のL席。バスクラを吹く長男の真正面あたりに席を確保。
ステージを見下ろす楽しい席です。

前回のサマーコンサートより数段にハーモニー、サウンドが磨かれて、すばらしい演奏会でした。感動しました。

これで、3回生は退団。残された１，2回生によって、また新たな吹奏楽団が形作られていくのですね。春に新入生を迎え、来年はどんなサウンドを聴かせてもらえるのか、今から楽しみです。

息子ももう来年で最後になってしまうと思うと、時の流れの早さに驚きます。

以下、例によって備忘録がてら、コンサートの感想。

京都大学吹奏楽団 第37回 定期演奏会

第一部

オペレッタ「メリー・ウィドウ」セレクション（フランツ・レハール)

有名なオペレッタから。陽気で華やかな、オープニングにふさわしい曲。中間のグロッケン、ビブラフォン、マリンバによるメロディーが印象的。出だしの音から圧倒されました。

イースト・コーストの風景（ナイジェル・ヘス）

三楽章からなる吹奏楽オリジナル曲。出だし、フルートから始まりクラリネットなども加わりぐるぐると螺旋を描き、上昇気流にのっていくような感覚。さまざまなパーカッションも楽しめ、吹奏楽の楽しさが味わえました。

第二部　学校へ行こう!! ーNo music, No schoolー

学校でのさまざまな場面を想定しての企画ステージ。女性はセーラー服、男性は学ランという衣装。
学園天国(フィンガー5)、セサミストリート、天国と地獄(オッフェンバック）、あの日聞いた歌(赤とんぼ、ふるさと、など日本の叙情歌のメドレー）、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(メリー・ポピンズより）
本格的なダンスを披露したり、セサミストリートでは、アルファベットのボードを利用して単語を作るパフォーマンス、よく考えられていて、楽しめました。

第三部　バレエ音楽「ガイーヌ」より（アラム・ハチャトゥリアン）

ハチャトゥリアン、ガイーヌ、と言えば「剣の舞」しか思い浮かばなかったのですが、全50曲以上あるとのこと。その中から、剣の舞を含めた8曲。
指揮は技術顧問の文字清先生。演奏前、ピン、と張り詰めた緊張感が漂い、空気がちがいました。そして、紡ぎ出された音には指揮者の、演奏者の思いが感じ取れるよう。すばらしい演奏でした。
3曲目に演奏された、「アイシェの孤独」は、バスクラで始まり、バスクラで終わる、という珍しい曲。バスクラ吹きの皆さんはぜひ聴いてみて下さい。

• アンコールは恒例の2曲。March Green Forest(内藤淳一）と Climb Every Mountain(全ての山に登れ）。
• 幕間のアンサンブルは、最後のJazzトリオ（トランペット、ベース、ドラム）の「枯葉」だけ、聴きました。とても生真面目な演奏、でも良かったです。

次回は、第23回サマーコンサート 2008年6月28日(土) 八幡市文化センター とのことです。

＊石川県石川郡野々市町御経塚のことは、御経塚リンク集をご覧あれ。

＊Poohの最近のブログエントリーはこちら