PR

高度な技術の「プランジャーミュート」の思い出

2009年度全日本吹奏楽コンクール課題曲」で検索していたら下記のような商品をみつけました。

2009年コンクール課題曲にて使用!デニス・ウィック ホルン ストッピングミュート 5525
ホルンの「ストッピングミュート」というミュート。
今年の課題曲、
 課題曲III 「ネストリアン・モニュメント」 (3rd、4thのみ)
 課題曲V 「躍動する魂〜吹奏楽のための」
で使用するとのこと。
ホルンのミュートについては全く知らないのでCornissimo.comさんの解説から引用

普通ミュートといえばストレート・ミュートを指すことが多い。音を小さくして遠近感を出したり、音色を変化させるために使用される。ストップ・ミュートは、右手でベルを塞ぐストップ(ゲシュトップ)奏法の代わりに使われる。チャイコフスキー:交響曲 No.6 の終楽章のように、ゲシュトップの演奏が難しい低音域で大きい音が必要なときに重宝する。

引用:ホルンのミュート購入ガイド:Cornissimo.com

課題曲+ミュート といえば・・・
私が中学2年の時の課題曲は「高度なる技術への指標」でした。
ほんとに楽しい曲ですが、今聴くと、よく演奏できたものだ、と思うような曲でもあります。
ドラムセットが必要で、購入資金捻出のため、吹奏楽部で廃品回収をしたり、慣れないビギンのリズムに苦心したり、と思い出も多い曲です。
そんな、思い出のひとつに、「手作りプランジャーミュート」があります。
まず ミュート ですが、日本語では「弱音器」 
よくトランペットのベル(ラッパの広がった部分)に差し込んでいる丸いようなものをみたことがあると思います。
音量が小さくなり(音の出口を塞ぐのだから当然ですね)、音色がかわります。
「高度な技術への指標」では、トランペットとトロンボーンで、「プランジャー ミュート」を使用する場面があるのです。
プランジャーミュートの実物は下記の写真(素材がいろいろあるようです)
  
みていただくと分かるとおり、取っ手がついていて、それを片手にもち、ベルに押しつけ閉じたり、開いたり、パカパカやります。
音量も、音色も、音程にも変化がでますね。
先ほど調べてみたら、安いものでもトランペットで1個3,000円、トロンボーンだと4,000円はします。
そんなの人数分揃えたら大変なことになる、という事だったのでしょう。
うちの部ではペットやトロンボーンのみんなが手作りしてました。
トランペットは、アルミの灰皿

この、平らになっている部分の円周に沿って発泡スチロールを貼り付けて作成(たぶん)。
ちょうど、トランペットのベルの口径とアルミ灰皿の直径が同じだったのでしょう、ピッタリとしていたような気がします。
トロンボーンは、大きさの合うプラスチックのボール(台所で使うようなやつ)に鍋蓋の取っ手をつけて作成したはずです。
そんなに高度な技術は駆使しなかったようですが…
ちなみに、plunger って、
あのトイレが詰まった時にパッコンパッコンとするもの の意味もあるそうです。
あの先の部分を使った、というブログの記事などもみかけます。
今となっては懐かしく、楽しい思い出です。
今も、きっとどこかで、そんな工夫をしながら楽器吹いているみんながいるんでしょうね。
関連記事
あなたの好きな懐かしの課題曲は?
懐かしの課題曲上位10曲は?
おすすめ音源 やっぱこれでしょ!
・ブラスの祭典 3/佐渡裕&シエナ 
  amazon.co.jp | 楽天ブックス

コメント

御経塚通信をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました