Amazonから今日届きました。
伊藤玄二郎・編『米原万里、そしてロシア』 かまくら春秋社
万里さんにゆかりのある方々の文章と、ロシアについてのエッセイが掲載されています。
まだ、ぱらぱらとめくって拾い読みしただけですが、巻頭にはいままで見たことの無い写真も掲載されていたり、意外な人との関係がわかったり、と小さな本ながら、楽しみに満ちています。
しかし、宇野淑子さんの
私は万里さんの最期をみとれなかった。前夜は泊まり込んで付き添ったが、仕事で早朝に鎌倉を出たのである。知らせを受け引き返したとき、すでに化粧を施された万里さんは安らかに寝ていた。もう苦しまなくていいね。それが実感だった。癌は惨かった。意識のある最後まで「どうしてこんなに辛いの?」と万里さんは訴え続けた。
「米原万里、そしてロシア」53P
という一文を読むと、胸が締め付けられます。
私も父を癌で亡くしたので、その晩年の姿、思い出とダブってしまうので余計なのですが・・・
未だに早すぎる死が残念でなりません。
まだ読んだことの無い方はぜひ読んでみて下さい→米原万里の著書
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