午前9時30分、金沢を出発し大津までやってきました。
冬とは思えぬ陽射しを浴び、北陸道を走る車中は暑いくらい。
大津へ着いても良い天気で、チェックインまでの時間びわ湖畔の散策もとても心地よい日でした。
京都大学吹奏楽団 第38回 定期演奏会
2008/12/13(土)
びわ湖ホール
17:30開場、18:30開演
- 第1部
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- エイブラムズ・パーシュート(デイヴィッド・R・ホルジンガー)
- 創世記第14章の話しを元に作曲された楽曲。ホルジンガーは1945年生まれのアメリカの作曲家とのことですが、私は今回始めて聴きました。勇壮、力強いイメージの曲で吹奏楽のダイナミズムが味わえる、華やかな曲です。
やや生硬ではあるけれど張りのあるおとで、2回生の学指揮、池上さんのキビキビとした指揮の通り、元気あふれる演奏。
今回、予習しておこうと思い音源を捜したのですが、唯一見つけた、陸上自衛隊東北方面音楽隊のCD、「ギャラクティック・エンパイア~銀河の帝国/吹奏楽オリジナル作品集」は品切れ中。他は見つからないままです。 - アルメニアン・ダンス パートI(アルフレッド・リード)
- おなじみの名曲は手堅い演奏。オーボエもアルトサックスも美しいメロディを奏で、クラリネットもスムーズに早いパッセージをこなし、3回生の正学指揮 苅谷さんは大きく歌い上げるように音楽をまとめていく。気持ちの良い演奏でした。
- 第2部 KUSB音楽祭 ~夢を音楽に乗せて
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夢をテーマにした企画ステージ。過去2回に比べると演出がシンプルで、ダンサーとサンタクロースが登場してくるだけでしたが、逆にテンポよく進行し曲を楽しむことができました。
演奏曲目
1.マーチ「夢と勇気、憧れ、希望」(内藤淳一 1977年度全日本吹奏楽コンクール課題曲)
2.Departure -From “GOOD LUCK”-(作曲:佐藤直紀/編曲:山里佐和子)
3.ディズニー・ファンティリュージョン(編曲:星出尚志)
4.主よ人の望みの喜びよ(作曲:J.S.バッハ / 編曲:A.リード)
5.クリスマスメドレー
サンタが街にやってくる(作曲:J.Fred.Coots / 編曲:佐々木邦雄)
そりすべり(作曲:L.Anderson) - 第3部 組曲「惑星」より(G.ホルスト)
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今回、一番楽しみにしていたプログラム。「惑星」から4曲、「木星」「金星」「天王星」「火星」
ティンパニー×2セット、コントラバス×3、チューバ×5、バスクラ×2、コントラバスクラ、ファゴット×2、コントラファゴット、トロンボーン×10・・・、といった大編成。
文字先生が指揮台に登り、団員たちを見渡し、それに応え、構える団員たち、演奏が始まるまでの、その一瞬の静寂、張り詰めた空気に、こちらも息をのむ。
そうして、奏ではじめられたサウンドは、それぞれの意志が現れた、すばらしいものでした。
最初の木星から力の入った演奏、そして金星、木星のクライマックスの後でホルンのソリストはさぞ大変だったことでしょうが、美しくメロディを奏で、ソプラノサックスも、オーボエもきれいな音色で歌い上げてくれました。圧巻は最後の火星。まさに全員一丸となった迫力のある演奏。いやぁ、すごかったです。感動しました。涙がでて困りました。
いままで聴いた中でもベストの演奏です。
練習を休みたくないといって高2の次男は結局こなかったのですが、これは生で聴かせてやりたかった。
すばらしい演奏に感謝です。
- アンコールは恒例の2曲。March Green Forest(内藤淳一)と Climb Every Mountain(全ての山に登れ)。
終演後、今回で卒団する3回生たちがホール前にでてきて、みんなから祝福を。息子も多くの仲間に囲まれ、花束をもらい、とびきりの笑顔。
よいコンサートでした。
第24回サマーコンサートは、 2009年6月20日(土) 八幡市文化センター とのことです。
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