19日(土) 京都大学吹奏楽団 第39回定期演奏会 を 聴いてきました。
昨年は、びわ湖ホールでしたが、今年はまた京都コンサートホールでの開催。
今回もほぼ満席の盛況。
早いもので、このバンドの定演は4回目、サマコン3回も合わせると、通算7回目のコンサートです。
今年は、聴く、よりも観ることを楽しみました。
席は、ステージ向かって左、やや後方の3F席。ちょうどパーカッションのライン上。
パーカッションの皆さんの演奏する姿、華麗なマレット裁きや、指揮者の表情までよく見えました。
ホルン、ユーフォの音も良く聴きとることができ、あっという間に時間が過ぎました。
第一部は吹奏楽オリジナル2曲。副指揮者(2回生)、正指揮者(3回生)が1曲ずつ振ります。
1曲目、フレッシュだが、ぎこちなさがのこる副指揮者によるアイヴァンホー(B.アッペルモント)
硬さが残り、ハーモニーも不安定なところがありましたが、次第に調子が上がってきたようです。
2曲目は、タンツィ〜3つのロシア舞曲〜(ヤン・ヴァン・デル・ロースト)
ヤン・ヴァン・デル・ローストの最新作とのこと、私も予習のために、ニコ動で1度聴いただけ。
そこそこにヤン・ヴァン・デル・ロースト節がみられるものの、従来の曲に比べると面白みに欠ける感じがしました。
演奏はなかなか良くまとまっていました。特に、正指揮者 池上さんの堂々とした自信に満ちた指揮ぶりには感動しました。副指揮者としてデビューした頃には、指揮台を踏み外しそうになったりしていたのですが、その成長ぶりには胸が熱くなりました。
第二部は恒例の企画ステージ。
今年は「レストラン”Harmonie”」と題して、すてきな音楽を提供するレストランという設定。
なかなか、渋い選曲。懐かしいポップスを堪能することができました。
第三部 指輪物語(ヨハン・デ・メイ) より 1、2、5 楽章
文字先生の指揮による第三部はさすがに、圧巻。
ステージ開始からぴりっと引き締まった緊張感にあふれ、まさに熱演。
素晴らしい演奏でした。
私は特に、2楽章が素晴らしかったと思います。
アンサンブル
クラリネット七重奏が秀逸。曲は、なじみ深い「クラリネット・ポルカ」「猫踏んじゃった」「クラリネットを壊しちゃった」の3曲をメンバーが編曲。親しみやすく、Esクラからバスクラまでそれぞれのクラリネットの音色も楽しめ、クラリネットの魅力が一般の方にもよく伝わったことでしょう。
4回生になっている長男は昨年の定演で引退。
今年はステマネという大役を担っていたので、違った意味でドキドキしながら演奏会に臨むことになりました。
無事終了し、今年も素晴らしいステージになり、うれしく思っています。
ほんとうにお疲れさま。
学生バンドを見る、聴く楽しみは、毎年メンバーが変わるため、音色や響きが変わること、また、メンバー個々の成長も直に感じることができることです。
こうして京都まで出かけることは少なくなるかもしれませんが、何らかの形で、これからも楽しみに聴いていきたいと思っています。
順調に行けば来年春には新たな大学生も誕生することですし…
京都大学吹奏楽団 第39回定期演奏会
2009年12月19日(土) 18:30〜
京都コンサートホール 大ホール
第1部
アイヴァンホー(B.アッペルモント)
タンツィ〜3つのロシア舞曲〜(ヤン・ヴァン・デル・ロースト)
第2部 レストラン ”Harmonie” 〜 大切な時間に音楽を添えて〜
王様のレストラン(作曲:服部隆之 編曲:小島里美)
恋はあせらず(作曲:E.Holland,R.Holland,L.Dozier 編曲;金山徹)
イエスタディ・ワンス・モア〜青春の輝き
(作曲:R.Carpenter,JBetis 編曲:小島里美(イエスタディ・ワンス・モア)、山下国俊(青春の輝き))
酒とバラの日々(作曲:H.Mancini 編曲:岩井直溥)
Samba de Loves You(作曲:数原 晋)
第3部 指揮:文字 清
交響曲第1番「指輪物語」より (ヨハン・デ=メイ)
第1楽章:魔法使いガンダルフ
第2楽章:エルフの森ロスロリアン
第3楽章:ホビットたち
アンサンブル
ホワイエ(開演前)
フルート四重奏 「Fioritura」(八木澤教司)
サックス四重奏 「ギリシャ組曲」よりIII.ワルツ、IV.クレタ(P.イトゥラルデ)
幕間:I部・II部間
バリ・チューバ四重奏 「Esmeralda」(八木澤教司)
幕間:II部・III部間
クラリネット七重奏 「クラリネットポルカねこが壊しちゃった」(編曲:高橋宏樹、本田一平)
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