2010年7月17日付、朝日新聞 土曜版 be on Saturday の連載「うたの旅人」は、
戦争の隣で育った少女 南沙織「17才」
でした。
後に森高千里がカバーした「17才」ですが、私にとってはまさに同時代。
私が11才の時、青春というには少々早い年代、にヒットした曲です。
当時、17才だった従姉妹が、「同じ17才だから」といって買ってきたレコードがその「17才」でした。
夏、私の生家の2階の北向きの窓からは、田んぼの青々とした稲が、風になびき揺れている、気持ちのよい日だったことを覚えています。
一度聴いただけで、すぐにその歌に、南沙織の歌声に魅了されました。
さて、冒頭に挙げた記事の中で、普天間基地のすぐ近くで育った南沙織さんは、この取材を受けた理由として、次のように語っています。
言いたいことは一つです。沖縄の海を守って欲しい。基地はなくすべきですが、代わりに海を埋め立てたら取り返しがつかない
ところで、その南沙織さんのシングル曲を網羅したベストアルバムが2010年9月8日に発売されます。
GOLDEN☆BEST 南沙織 コンプリート・シングルコレクション:Amazon.co.jp
まるで、私への誕生日プレゼントのようです。
歳はとっていきますが(9月8日で半世紀!)、気持ちは若いまま。
現実は現実と受け止め、でも、希望は失わずに、子どもたちに未来を手渡せるようにしていきたいと思います。