こんにちは。
@pooh_1960です。
年末の恒例行事となった京都大学吹奏楽団定期演奏会を聴いてきました。
今年は異例の金曜日開催、ということで、無理かと思いましたが、無事に参戦。
御経塚を出発したのが午後2時頃。
移動時間6時間(片道3時間)、京都滞在6時間、という強行軍でしたが、素晴らしい音楽を聴かせて頂き、元気、活力を得ることができました。
目次
京都大学吹奏楽団 第42回 定期演奏会
以下、簡単に感想を…
会場入りすると、既に開幕前のアンサンブルが既にはじまっていました。
金管8重奏の後半、そしてユーフォニアム4重奏を聴くことができました。
緊張されていたのでしょうか?どちらも少々不本意な演奏だったのではないかと思います。
残念だったのは、最初のクラリネット11重奏を聴けなかったことです。
第1部
スパーク「新しい夜明けに」はオープニングにふさわしく明るく軽快な曲。
演奏も、柔らかく爽やかで、開演前のアンサンブルで感じた不安を払拭してくれる開演でした。
2曲目、Timothy Mahr「Sol Solator」は優しい音が重なりあう、とても美しい曲。
プログラムの解説によると高校の吹奏楽部に所属していた女性を偲んで、その高校の吹奏楽部の委嘱により作曲されたもの。
彼女が生前家族で毎年夏に訪れていた湖の夕暮れの風景が描かれているそうです。
曲を聴いてから解説を読み、なるほど、と感じいりました。
演奏も情感のこもった素晴らしい演奏でした。
第2部
企画ステージは、サンタクロースとトナカイたちのゆかいな物語。
こうした企画ステージ、ともすれば観る側が恥ずかしくなるような芝居だたり、あるいは、演出が過剰になったり、間延びしたり、ということになりがちなのですが、テンポよく進行する、構成のよいステージ。
演奏も、ダンスも、さすがに大学生、表現力も豊かで安心して楽しめました。
第3部
文字先生の指揮による、高 昌帥「陽が昇るとき」
この3部、毎年のことながら緊張感あふれる、聴く側の私も鼓動が速くなるような、ステージ。
難解な楽曲で、しかも初めて聴く曲でしたが、しっかりとした破綻のない演奏で、最後まで飽きることなく聴くことができました。
クラリネットの厚みのある音をはじめ木管群の充実が嬉しかったです。
もう一度じっくりと聴きかえして咀嚼してみたいと思いました。
アンコールは「Climb Ev’ry Mountain」ともう1曲「丘の上のレイラ」(星出尚志)。
Climb Ev’ry Mountainが復活、やはりこの曲を聴くと定演の終りだ、という感慨があふれます。
全体を通して、選曲も構成もよく、充実した演奏会です。
団員のみなさん始め関係各位に感謝!
京都大学吹奏楽団 第42回 定期演奏会
日 時:2012年12月21日(金) 開場:18:00 開演:19:00
会 場:京都コンサートホール 大ホール開幕前 アンサンブル
クラリネット11重奏
Foster Rhapsody / 鈴木 英史(Arr.上村 拓也)
金管8重奏
宝船 / 滝澤 俊輔
ユーフォニアム4重奏
六月の風 / 加藤大輝第I部
新しい夜明けに / Philip Sparke
Sol Solator / Timothy Mahr第II部 企画ステージ“Dear reinDeer”
ステキなホリディ / 作曲:竹内まりや
銀河と迷路 / 作曲:NARGO 編曲:小島 里美
いくぞ!バイキンマン Brass Rock / 作曲:いずみ たく 編曲:郷間 幹男
海の見える街(映画「魔女の宅急便」より) / 作曲:久石 譲 編曲:赤塚 謙一、渡邊 哲哉
GIFT / 作曲:桜井 和寿 編曲:林 直樹
サンタが街にやってくる in Swing / 作曲:J.Fred Coots 編曲:金山 徹第III部
吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」 / 高 昌帥
I.衝動
II.情緒(旧題:諧謔のとき)
III.祈り(旧題:祈りのとき)
IV.陽光(旧題:陽が昇るとき)アンコール
Climb Ev’ry Mountain
丘の上のレイラ / 星出尚志
次回演奏会 京都大学吹奏楽団 第28回サマーコンサート
2013年6月15日(土) 開場 17:30 開演 18:30
入場無料