交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 / R.シュトラウス

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交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 / R.シュトラウス

2008.05.10

交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 / R.シュトラウス

今月、2008年5月放送の「題名の無い音楽会」は、司会者佐渡裕さんのヨーロッパでの活動の様子が放送されています。
先週5月4日はフランス編。パリ管との思い出や、エッシェンバッハとの対面、ピアニストのランランとの対談もありました。
そして、明日はドイツベルリン編です。

ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

明日5月11日放送でも演奏されますが、以前放映された新司会者紹介の時に、佐渡さんがドイツのオケを振っている場面で演奏されていたのがこの、
R・シュトラウス作曲交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」です。

ティル・オイレンシュピーゲルとは、14世紀北ドイツに存在した伝説の奇人。
人々が口伝えしてきた彼の物語が、15世紀になってから民衆本として編集されて出版された。
その話しを題材にしてリヒャルト・シュトラウスが作曲したもの。
1894～5年にかけて作曲され、1895年11月5日に初演された（参照：Wikipedia）、とのことです。
曲自体もユーモラスな情景描写などあり、親しみやすい曲ですが、ティル・オイレンシュピーゲルという言葉の響きが、ちょっと変わっていて、より記憶に残りやすいのではないでしょうか？
最近は、のだめ、で知った方も多いかと思います。

吹奏楽版「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

そして、この曲は、吹奏楽でもよく演奏されるクラシック作品の一つです。

私が初めて聴いたのも吹奏楽、それも、全国大会の出番待ちのステージ袖だったのです。
1974年の第22回全日本吹奏楽コンクール全国大会（神戸文化ホール）中学校の部
私たちの出番は2番目。緊張してステージの横で待機しているときに、1番めの、八戸市立湊中学校吹奏楽部の演奏する「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」が流れてきたのです。
冒頭、出だしのメロディはオーケストラでは弦ですが、吹奏楽ではクラリネットで奏でられます。
そのきれいな音色と垣間見たステージの照明の明るさが、今も鮮明に記憶に残っています。
しかし、その後の自分たちの演奏のことは何も記憶にないのですから、私にっとて、最初の全国大会のステージの記憶というと、湊中学のティル、なのです。
湊中学校が取り上げてからも、コンクールの自由曲として、よく取り上げられています。
好きな曲の一つです。

例によって、Musica bellaさんの吹奏楽データベースで検索してみました。
自由曲として「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」を取り上げた団体は下記の通りです。