こんにちは。
@pooh_1960 です。
久しぶりにオーケストラ・アンサンブル金沢 (OEK)のコンサートを聴いてきました。
備忘録がてら記録しておきます。

第467回 定期公演フィルハーモニーシリーズ
プログラムは下記の通り。
指揮のカサドシュさんはOEKとは初顔合わせ。
ピアノのトーマス・エンコさんはクラシックとジャズを同時に学んだそうです。ウィントン・マルサリス、マイケル・ブレッカーなどと出会い、ジャズフェスティバルにも多く出演されているとのこと。
Orchestra Ensemble Kanazawa
第467回定期公演フィルハーモニー・シリーズ | オーケストラ・アンサンブル金沢 https://www.oek.jp/event/4584-2
第467回 定期公演フィルハーモニーシリーズ
2023年4月21日(金) 19:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
指 揮:ジャン=クロード・カサドシュ
ピアノ:トーマス・エンコ
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング
ラモー「六重奏曲に編曲された6つのコンセールより(弦楽合奏版)」
めんどり
第1メヌエット
第2メヌエット
ジプシー風
モーツァルト「ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467」
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
ーー休憩ーー
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ベートーヴェン「交響曲 第1番 ハ長調 op.21」
第1楽章 アダージョ・モルト・アレグロ・コンブリオ
第2楽章 アンダンテ・カンタービレ・コン・モート
第3楽章 メヌエット、アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ
第4楽章 フィナーレ、アダージョ・アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ
オーケストラとピアノに酔いしれる
今回は一通り予習しました。Apple Music でプログラム楽曲のプレイリストを作って聴いただけですが…
どれも親しみ易い楽曲で、楽しめました。
今回は、スターライト席(3階のバルコニー席)だったので、普通に座っていると視野に入るのはステージ向かって右半分だけ。
そんなわけでヴィオラ、チェロ、コントラバスなどの動きがよく見え、不思議なもので、それらの楽器の音がよく耳に入ってくるきがしました。「ああ、ヴィオラはこんな働きをしているのか」などと、最初のラモーのめんどりから、楽しみました。
モーツァルトのピアノ協奏曲は、トーマス・エンコさんの軽やかなタッチ。玉を転がすような軽快な演奏に引き込まれました。第2楽章のあの有名な旋律(映画「みじかくも美しく燃え」で使用された)で、本当に夢見心地。
アンコールはなんと「戦場のメリークリスマス」のメロディを主題にした即興演奏「坂本龍一へのオマージュ」。これがまた素晴らしい演奏で、ジャズミュージシャンとしても活躍しているというトーマス・エンコさんの本領発揮。もっともっと聴いていたい、切に思いました。
亡き王女のためのパヴァーヌはこれも夢見心地。ホルンから始まり管楽器が旋律を奏でるなか、弦楽器がメロディーを受け継ぐところなんか、もうぞくぞく、オーケストラの響きを楽しめました。
ベートーヴェンの交響曲第1番、あまり馴染がなかったのですが、明るく快活な曲調もあって最後まで楽しく聴けました。
ブラボーと万雷の拍手。コンサートの醍醐味を味わえました。
アンコールは、ビゼー「《カルメン》より アルカラの竜騎兵」。ユーモラスなこの曲で締めくくりとは、カサドシュさん、意外とおちゃめなのかもしれません。
なんと、エンコさんはカサドシュさんのお孫さんなんだそうです。
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