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【R+】レビュー:「プロフェッショナルを演じる仕事術」若林計志

R+(レビュープラス)さんからの献本枠でのレビューです。

著者は前書きで
「何かを学んで期待通りのものが得られるかどうかは、結局それを受け取る人の『教えられる力』にかかっている」
と述べています。

私も、はからずも教える側に立つことになり、多くの人と接する中で、同様の感慨を持っています。

この本は、そうした「教えられる力」、言い換えれば、よりよい学び方、学ぶ上での心構え、学ぶ力、を教えてくれる、好著です。
多くのビジネス書、ビジネス理論のエッセンスをもとに、著者の体験やビジネスのプロフェッショナルのエピソードを交えて、分かりやすく書かれています。

本書は、題名に「仕事術」という言葉が入っており、「PHPビジネス新書」の1冊として発行されているのですから、まぎれもなく、いわゆる「ビジネス書」というものです。

「ビジネス書」というと、なんとなく胡散臭い、知識のひけらかしであったり、成功体験の押し付けであったり、体制べったりっであったり、と、若干そんなイメージを持っていました。

おそらく、この本も、レビュアーに選んで頂かなければ、自ら進んで手に取ることはなかったでしょう。

自分では極めてフラットに、偏見を持たずに物事を見つめている気でいたのですが、知らず知らずのうちに「思考の生活習慣病」に陥ったり、「バカの壁」を築いていたのだと、気づかされました。

ビジネス書やビジネス理論などに縁遠い人でも、これから何かを学ぼう、と思っている人は読んで損はありません。
また、「もしドラ」みて「ドラッカー」に興味を持ったけど、でもちょっと手がでないな、と感じているような学生たちにもおすすめです。

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