こんにちは。
@pooh_1960です。
「自分の感受性くらい」、「倚りかからず」
読み返しては自分を鼓舞?身を引き締めています。
そんな詩を残された詩人茨木のり子さんを偲ぶ写真集と出会いました。
茨木のり子の家
タイトル通り、茨木のり子さんの家、家の実測図面、他 生前愛用したものや自筆原稿、ご自身や同人仲間と一緒の、茨木さんをしのぶ数々の写真に茨木さんの代表的な詩を添えて構成された書籍。
撮影期間は2008年8月~2010年7月、出版は2010年。
茨木さんの亡くなられたのは2006年なので没後4年に出版されたもの。
茨木さんの作品としか接していなかったのに、何故か懐かしい感じ。
私のイメージのなかの茨木さん、茨木さんから連想されるありようそのまま。
ピート・シーガーのアルバムジャケットと歌詞カード
赤鉛筆?で囲まれた英詩はなんと、When I was most beautiful.
そう、茨木さんの代表作「わたしが一番きれいだったとき」
わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりしたわたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった…
「わたしが一番きれいだったとき」茨木のり子(「茨木のり子の家」18p)
若者たちが、再び このような詩をうたわなくてよいように。
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