こんにちは。
@pooh_1960です。
あまんきみこさん『白いぼうし』を筆頭に、国語の教科書でも多くの素敵な作品に出会ってきました。
高校生の時に出会った、市井三郎『歴史の進歩とは何か』は、ずっと生きる上での指針ともなっています。
自分自身、そして子育ての間は、子どもたちの国語の教科書でも多くの作品にであいました。
とくに低学年のうちは音読が宿題になったりするので、子どもたちの声とともに記憶に残っている作品もあります。
光村ライブラリー5巻 朝のリレー ほか
この本には、私も小中学生時代慣れ親しんだ光村図書出版の教科書に掲載されて詩人41名の42作品が収録されています。
実は、先般読んだ『木琴デイズ』に引用されていた金井直先生の詩『木琴』を読みたくて検索したらこの本が引っかかってきました。
ここに掲載されている作品でしっかりと記憶にあるのは『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』石垣りん、だけ。
掲載年をみると読んだはずの詩もあるのですが、記憶にありません。
きっと授業中に居眠りでもしていたのでしょう(^^;
私の好きな詩人、たとえば中原中也、茨木のり子、谷川俊太郎、石垣りん、八木重吉などもも収められています。
新たな発見としては、フォークグループ(っていうのも古いなぁ)「赤い鳥」の歌で馴染んでいた『紙風船』のもとになった詩が黒田三郎の『紙風船』だったということ。
紙風船
黒田三郎落ちてきたら
今度は
もっと高く
もっともっと高く
何度でも
打ち上げよう美しい
願いごとのように「光村ライブラリー5巻 朝のリレー ほか」 57p
私が付箋をつけた詩は下記のとおり
『朝のリレー』谷川俊太郎、『雑草』北川冬彦、『母をおもう』八木重吉、『紙風船』黒田三郎、『夕焼け』吉野弘、『初恋』島崎藤村、『夢』ラングストン=ヒューズ
雑草
北川冬彦雑草が
あたりかまわず
伸びほうだいに伸びている。
このけしきは胸のすく思いだ、
人にふまれたりしていたのが
いつのまにか
人のひざを没するほどに伸びている。
ところによっては
人の姿さえ見失うほど
深いところがある。
このけしきは胸のすく思いだ、
伸びはびこれるときは
どしどし伸びひろがるがいい。
そして見ばえはしなくとも
ゆたかな花をどっさり咲かせることだ。「光村ライブラリー5巻 朝のリレー ほか」 30p
第5巻 詩
朝のリレー 谷川俊太郎
野原はうたう 工藤直子
野のまつり 新川和江
白い馬 高田敏子
足どり 竹中郁
花 村野四郎
春よ、来い 松任谷由実
ちょう 百田宗治
春の朝 R=ブラウニング
山のあなた K=ブッセ
ふるさと 室生犀星
忘春 室生犀星
おおきな木 長田弘
雑草 北川冬彦
山頂から 小野十三郎
木 田村隆一
大阿蘇 三好達治
すずめ ツルゲーネフ
あどけない話 高村光太郎
道程 高村光太郎
母をおもう 八木重吉
素朴な琴 八木重吉
木琴 金井直
ヒロシマ神話 嵯峨信之
火の記憶 木下夕爾
わたしが一番きれいだったとき
茨木のり子
ナワ飛びする少女
藤原定
ある日ある時 黒田三郎
紙風船 黒田三郎
秋 R=M=リルケ
強者の詩 山村暮鳥
月夜の浜辺 中原中也
夕焼け 吉野弘
木 草野心平
落葉松 北原白秋
初恋 島崎藤村
落葉 P=ベルレーヌ
夢 L=ヒューズ
雨ニモマケズ 宮沢賢治
火を囲んで 石川道雄
第一ページ 丸山薫
私の前にある鍋とお釜と燃える火と
石垣りん
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