こんにちは。
@pooh_1960です。
R+(レビュープラス)さんからの献本枠でのレビューです。
創業間もないソフトバンクさんとは、以前 PCソフトを仕入れさせてもらっていました。
現在のような大企業になる前のことですから、地方の一家電店でも取引させていただけていました。
日本のパソコン黎明期、そのころから孫さんの姿を、もちろんメディアを通してですが目にしてきた世代です。
そんな創業者 孫正義さんの姿勢、そして iPhoneを利用しはじめてから ソフトバンク にはより親しみを感じています。
爆速経営―新生ヤフーの500日
私自身 ソフトバンクに親しみを感じていても、ポータルサイト Yahoo! およびそれらの様々なサービスはGoogle登場後ほとんど利用しなくなっていました。
おそらく、一般ユーザーのなかでも先進的なユーザーほどその傾向は強いと思う。
判官びいき、という側面もあるかもしれません。
企業としては利益をあげ堅調な経営が行われていたヤフーも、社内では閉塞感が漂っていたとのこと。
革新的であるべきサービスの停滞を生み、ヤフー離れの要因となっていたのでしょう。
「ヤフー?ああ、小学校のパソコン授業で使ったことがある」
そうしたヤフー社内の閉塞感と停滞を象徴する言葉がある女子高生のこの言葉に集約されている。
気が付けば、ヤフーブランドも、じわじわと高齢化が始まっている。あるヤフー社員は、スマートフォンでLINEを使う女子高生に話を聞いて愕然とした。「ヤフー?ああ、小学校のパソコンの授業で使ったことがある」。パソコンを使わないスマートフォン世代には、ヤフーのブランドが通用しないという事実を突き付けられた。
「爆速経営 新生ヤフーの500日」蛯谷 敏 50p
この書は、そんな現状を打破し、事業の革新を果たすために世代交代されたヤフーの新経営陣の奮闘を追ったルポルタージュ。
ビジネス書という分類に属すると思うが、まさに直近のことなので、臨場感にもあふれ、たしょうインターネットの世界に興味がある人間にとっては、読み物としても面白い。
著者は日経ビジネスdigitalの編集長とのこと。
それだけに、出版までのスピードも早く、内容もスピード感あふれているように思う。
まるで、NHKがかって放映していた「プロジェクトX」を紙上で読んでいるような趣があり、一気に読めてしまいます。
- ・R+(レビュープラス)
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