読書

【R+】つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える / エリック・クォルマン

今回もレビュープラスさんから献本頂き、読ませて頂きました。
つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!/エリック・クォルマン
Twitterを始めとしたソーシャルメディアが、いま社会の中でどのような存在になっているのか?
ソーシャルメディアの特性や利用する上での注意点、企業利用の成功例、失敗例。
ソーシャルメディアがオバマ大統領誕生させることになった、その経緯など、
実例が多く(もちろんアメリカの例ではあるのですが)、分かりやすく、なるほどとうなずきながら読むことができます。
おもに企業、マーケティングといった観点からの叙述がおおいのですが、個人としても参考になります。
一番感銘を受けたのは、
第3章 ステータスを読み直すと「明日」が変わる? 
 で紹介されていた、3人の子の母親であるヘザーの話し。
子どもを持つべきかどうか悩む友人の言葉から、彼女は自分が子どもに関して否定的な書き込みを多くしていることに気付く。それからは否定的な発言をしないように気をつけ、少なくとも1つ悪いことを書いたら9つ良かったことを書くようにした。
2週間ほどそれを続けたあと、4歳の娘 リリーがこう言ったそうです。
「ママは、前より楽しそう。今のママのほうが、ずっと好き」
こうしてブログを書き続けようとするとやはりそれなりの時間と労力を費やさなければなりません。
しかし、Twitterであれば140字、自分のその時の行動、思いを、素早く、手短に記録することができます。
それが蓄積されていくことにより、自分の生活・思考の記録となり、自分自信人生を客観的に見つめ直す素材ともなる。
他人の言動は客観的に観ることができても、なかなか自分の行動、言動、思考のパターンは気付かないもの。
何かを記録しようとか、特定の読者を想定して、といったような構えた言葉ではなく、何気なくするつぶやきだからこそ、自分自身の本当の姿を省みることができるのかもしれません。
著者が言うように、ソーシャルメディアは、「自分の人生をその場で見つめ直し、いつも人々を悩ませてきた『私の人生はこれでいいのか?』という疑問に答えを出しやすくなる」という特性もあるようです。
現代は、ソーシャルメディアによるガラス張りの社会は、ビッグブラザーに監視される社会と表裏一体の社会であるのかもしれません。
その現代社会において、どうソーシャルメディアとつきあい、活用していくのか、企業人、ビジネスマンだけでなく、そのメディアの特性を知ることができる、という点で、今を生きる多くの人の参考になる書物だと感じました。
なお、以前、エントリ(iPhoneでPDF書類を読む.)したように、今回はゲラ刷りをPDFで届けて頂きました。
iPhone 4、GoodReader では、おそらくルビや、ヘッダー部分が本文と混じってしまうのだろうと思いますが、文章が分断され、読みづらく読むのをあきらめました。
MacBook & Adobe Reader で、フルスクリーン モードで快適に読むことができました。
と、いうことは、やはりiPadならより快適に読めるということですね、ますます iPad が欲しくなりました。

つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える! (East Press Business)
エリック クォルマン
イースト・プレス
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