本・雑誌

レビュー:野口聡一「宇宙より地球へ 惑星に棲む君への手紙」

こんにちは。
@pooh_1960です。

いよいよ北陸地方も梅雨明けしたようです。
ここ数日、暑く、でも、青い空が広がっているので、嬉しい限りです。
夕暮れ時もキレイです。
2012年7月17日夕景

この暑い中、甲子園を目指す高校球児たちの闘いが続いています。
息子たちの母校も初戦、シード校を破って勝利しました。
新潟県の我が母校も初戦は勝利したようです。

そして、吹奏楽コンクールも地方大会が始まりっています。
石川県吹奏楽コンクールは連休の15日と16日、まず小編成(北陸大会までの)高校B、中学B、そして小学校の部が開催されました。
今週末21日(土)、22日(日)に高校A、中学A、大学、職場・一般の部が開催されます。

そして、毎週金曜日の首相官邸を始めとする各地で行われている反原発デモ、16日の日比谷野音での集会には17万もの人々が参加。
まっとうな異議の申し立て、心強く勇気づけられます。

そして、そして、星出宇宙飛行士がロシアのバイコヌール宇宙基地から飛び立ち、いまは国際宇宙ステーション(ISS)での滞在生活が始まっています。

と、いうわけで、先日 図書館で借りてきました、野口聡一さんの写真が満載のステキな1冊。

宇宙より地球へ 惑星(ほし)に棲む君への手紙

今回の星出宇宙飛行士に先立つ、3年前、2009年12月21日に同じくバイコヌール宇宙基地から飛び立った野口聡一宇宙飛行士
2010年6月2日に帰還するまで、ISSに163日間滞在。

その滞在中に野口飛行士が撮影した写真、その多くはTwitter経由で配信され、多くの人々に感動を与えてくれました。

そうした野口宇宙飛行士撮影の写真とともに、野口さんの言葉を記したのが本書。

美しく、しかし、人間の所業により荒らされた地球をもが映しこまれていて、怖くもある写真。

宇宙からみたからこそ感じえた、生まれてきただろう言葉に深く感じ入り、感動する。

たとえば、「宇宙船地球号」と題した一文の後半、

ぼくらはそれぞれ69億という乗務員の一員であり、
地球は限られたリソースとエネルギーしかない乗り物だ。
「自分たちだけの地球ではない」という認識を持つと、
世界観は大きく変わるんじゃないかと思う。

「宇宙より地球へ」 15p

手に負えはしない、大きな災厄をもたらす、原子力発電所。
3.11でも決定的に実証されたその事実をものともせず原子力発電所を再稼働させてしまう人間たちに、ぜひ読んで欲しい言葉だ。

そして「国境」

「宇宙からみると国境はない」
当たり前のようだけれど、宇宙に行って地球を見ると、
地上の国々がお互いに隣り合いながら暮しているのがよくわかる。
特に今回感じたのは、アジアの辺りの国々は、本当につながっていて、
一つの流れのように連なっているということ。
そういうところに日本という国もあるんだと、強く実感した。

「宇宙より地球へ」 22p

放射のももちろん、魚たちや鳥たちは国境ないから、どこへでも行く。

と、いまの状況だと、ついつい、原発再稼働という愚行のことに頭がいってしまう。

でも、そんなの関係なく、「くしゃみをしたらどうなるか」「おならをしたらどうなるの」といった楽しい話しももちろんあり。
コンパクトで手軽に読める1冊。
子どもたちにもお勧めだが、心と頭が固くなった大人たちにこそ読んで欲しい1冊。

参考リンク

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