引き続き、Wordの話題です。
というのも、現在のクラスではWordの授業が続いていること、それと、インストラクタ科の受講生のみんながインストラクション実習として、講義をしてくれているので、私は客観的にインストラクタと、受講生のみなさんとのやり取りを見つめたり、見落としていたこと、など、いろいろと勉強する時間が持て、発見することが多くあるためです。
さて、Wordの[ワードアート]という機能。
装飾文字が簡単に作れるので、使う機会も多いことと思います。
この[ワードアート]を作成すると、[ワードアート]ツールバーが表示されます。
この[ワードアート]ツールバーのなかに[ワードアート:配置]ボタンがあります。
見かけは、[書式設定]ツールバーの[両端揃え]、[中央揃え]、[右揃え]ボタンと同じ形のため、誤解しがちですが、名称も[ワードアート:配置]となっているように、機能が違うので注意が必要です。
ワードアートを挿入時、XP、2003ではデフォルトの行内配置の場合、[書式設定]ツールバーの[両端揃え]、[中央揃え]、[右揃え]ボタンをクリックすると、作成したワードアート全体がそれぞれ、「左」、「中央」、「右」に移動します。
しかし、[ワードアート]ツールバーの[ワードアート:配置]ボタンを、クリックし、[左]、[中央]、[右]のコマンドを実行しても、ワードアート自体は移動しません。
では、どのような時に使用するのか?
作成したワードアートが2行以上の時に使用します。
左図のように、日本語(漢字、かな、カナ)のワードアートが2行で上下の文字列の幅が違う場合に、
[左]、[中央]、[右]、[両端揃え(単語単位)]、
がそれぞれ機能してきます。
左図のように、英語(英数字)の場合は、
左横のアイコンが[Ab]となっている[両端揃え(文字単位)(T)]と[両端揃え]を使用します。
それぞれの違いはぜひ試してみてください。
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