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【R+】レビュー:『チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法 自ら動き出す自立型スタッフの育て方』徳永拓真

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こんにちは。
kindle購入して読書の秋が加速している@pooh_1960です。

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それはさておき、例によって R+(レビュープラス)さんからの献本枠でのレビューです。

『チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法 自ら動き出す自立型スタッフの育て方 』徳永拓真(角川フォレスタ)

著者・徳永拓真さんは1982年生まれ。
2007年に整骨院を開業し1年で年商1億円達成、その後数々の事業を手掛け経営コンサル、講演、セミナーなどを勢力的に行っている方。

その自身の体験をもとに、チーム(会社のスタッフ)の「やる気」をいかに引き出し(著者のいう「やる気スイッチ」を入れ)成果をあげていくかをまとめたのが本書です。
2014年1月5日初版発行

うまくいくかどうかは最終的には「人」の問題

どんな経営者も悩まないことはない、「人」の問題。
思うように動いてくれない、やる気がない、自分の思いが伝わらない、など…
私も自営業(父が開業した商店、父の死後母親が引き継ぐ)の家に生まれてきて幼い頃から両親の特に生前の父の悩む姿を目の当たりにしてきました。

モチベーションアップの方法をいくら学んでもそれだけではだめ

著者も開業当時はかなり苦労され、その中で経験をかさねるうちに行きついたのが

「人にはステージが存在し、上のステージにステップアップするにはそれぞれのステージに応じたやり方が」という理論でした。

人のやる気を引き出す方法、モチベーションアップの方法などは、書籍も多数出版され、セミナーも数多く開催されています。
しかし、いくらモチベーションアップの方法をたくさん知っていてもそれだけではだめだ、と著者はいいます。

それぞれのスタッフがどのステージにいるのかをきちんと把握すること
それぞれのステージに合った「やる気スイッチ」の入れ方を知っていること

この2点がかみ合ってこそ「人のやる気スイッチを入れる」ことができる。

5つのステージ

そこで、スタッフの状態を5つのステージに分類

それぞれの分類にあった「やる気スイッチ」の入れ方を細かく丁寧に解説してくれています。

その5つのステージとは
第1ステージ 無責任な”デモ隊ステージ”
第2ステージ 愚痴仲間が多い”愚痴集団ステージ”
第3ステージ 会社に必要な”忠犬ハチ公ステージ”
第4ステージ プロ意識にあふれた”大将ステージ”
第5ステージ 複数のチームを束ねる”大親分ステージ”

著者独自のネーミングによる分類です。
そのネーミングだけでもある程度は類推できるものもありますが、本書の詳細な説明を読んで初めて納得、独自の視点に感心することもありました。

ステージごとの特徴と具体的な方策
すべてを紹介することはできませんので、私がいちばん面白い、感心した、一等最初の第1ステージを例に

このステージの特徴は「毎月の個人的な収支がマイナス」であること。

  • 給料日前にお金が足りなくなると、家族や友人にお金を借りたりキャッシングしたりしてしのぐ
  • 自分の収支が赤字であることによって、周囲に迷惑をかけている自覚がない。
  • 夢ばかり追いかけて、現実逃避をしている
  • 夢と現実のギャップが大きく、口先ばかりで、夢の実現に向けた行動をとっていない
  • たまに「夢の実現のためにお金を稼ぐんだ!」と突然大胆な行動にでるが100%失敗する

などなど・・・

こうした特徴を基に第1ステージにいる人たちの「やる気スイッチ」を入れるための方策、収支チェックシートの作成→19の質問→行動計画表の作成、と具体的に示されています。

これをこなすには非常に困難、労力はかかるだろうが…

リーダーとして一人一人のスタッフにこの本の通りに「やる気スイッチ」を入れるために対応していくには非常な時間と労力が必要でしょう。
しかし、それをやったからこそ、著者の成功があるのだと思います。
なかなかマネをできることではありません。
しかし、逐一実践はできなくとも、それぞれのステージの特徴やその問題点を知るだけでも、役立つことが多くあります。

人は一人では生きていけません、経営者でなくても、社会人であればチームで動かざるを得ない、学生でももちろんそうです。

著者の経験から得られたこの「やる気スイッチ」の入れ方は、誰にでも参考になることと思います。

著者の関連リンク

Webの世界でもWebサイト、Facebookページ、YouTubeなどで盛んに情報発信をされています。
本書巻末にも紹介されていますが、こちらにもリンクを掲載。

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