こんにちは。
@pooh_1960です。
我が家には高校時代バストロ吹いてた人が二人います。
一人は大学でもバストロ吹いていました。
ちなみ私はクラリネット吹いてて、もうひとりはバスクラ吹いてました。
木管二人、金管二人。別の言い方すると高音一人低音三人。
更に先日紹介した義甥はオーボエ、その弟はバリサク。
どっちにしても低音族優勢。
閑話休題。先日、目にしたのですが、あのトロンボーン奏者中川英二郎さんが監修したテナーバストロンボーンが9月25日にYAMAHAから発売されます。
中川英二郎氏監修 YAMAHA テナーバストロンボーン YSL-823G
ヤマハ・ウィンドストリームさんのツィートご覧ください。
添付された動画では中川英二郎さんの告知と素敵なトロンボーンの音色を聴くことができます。
【新製品発表記念インタビュー✨】
クラシック、ジャズといったジャンルの枠を超え、日本を代表する世界的トロンボーン奏者として幅広い活動を行っている #中川英二郎 さん開発協力による新モデル、いよいよ9/25(火)発売‼️https://t.co/h8hb7U1GJG #新商品#トロンボーン#YSL823G pic.twitter.com/w8eqA7ZOcz
— ヤマハ・ウインドストリーム (@Yamaha_Wind_jp) 2018年8月22日
希望小売価格: 420,000 円(税抜) です。
私のBbクラリネット、クランポン R13 よりも少々高価です。
トロンボーン奏者 中川英二郎 さん
中川英二郎さんと言えば、その名を広く知らしめた、NHK連続テレビ小説『瞳』のテーマを思い浮かべる方も多いかも知れません。
優しくゆったりとした曲調で、ドラマを引き立たせていましたね。
中川英二郎 さんのプロフィール
祖父(新交響楽団 現NHK交響楽団 バイオリン奏者)、父 中川喜弘(トランペット奏者)、兄 中川幸太郎(作・編曲家)、叔父 中川武(クラリネット奏者)、叔父 中川敦嗣(トロンボーン奏者) という音楽一家に生まれる。
3歳でピアノ、5歳でトロンボーンを始める。8歳の頃から父のバンドのメンバーとして活動を始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高校、東京芸術大学で学ぶ。高校在学中にスタジオ・ミュージシャンとして活動を始め、初リーダー作をニューヨークで録音。学業と並行して様々な形で音楽活動を進める。
2008年NHK連続テレビ小説『瞳』のメインテーマを演奏。より広く存在をしられるようになる。
東京佼成ウインドオーケストラや読売日本交響楽団などとの共演、ブラスアンサンブルユニット「侍ブラス」、トロンボーン四重奏「Slide Monster」など、精力的にジャンルを超えた活動を続けている。
現在、国立音楽院講師、国立音楽大学講師として更新の指導にもあたる。
中川英二郎さんの音楽
Slide Monsters Trombone Quartet (Feat. Eijiro Nakagawa, Joseph Alessi, Marshall Gilkes, Brandt Attema)
>>【ぷりんと楽譜】瞳~メインテーマ~〔トロンボーンソロ・フィーチャー〕
>>【ぷりんと楽譜】トロンボーンの楽譜一覧
トロンボーンってどんな楽器?
せっかくなので、トロンボーンについて簡単に歴史や種類をみておきましょう。
トロンボーンの歴史
トロンボーンの誕生は15世紀中頃。18世紀以前はフランス語で「サクブット」英語で「サクバット」と呼ばれていたそうです。
語源は諸説あるらしいのですが、フランス語の「(剣などを)引き出すsacquer」が元になったと言われているそうです。スライドを動かす仕種が剣を引き出す動作ににているからなのでしょう。
現在のトロンボーンという名前は「大きなラッパ」という意味だそうです。
当初はさまざまな所で利用されていたのが、18世紀になると教会など、宗教的な場で活躍することの方が多くなったそうです。人の声の音域に近く、荘厳なハーモニーを醸し出すトロンボーンは「神の楽器」と言われ、作曲家たちも宗教的な音楽以外では使用を控えたとのことです。
その「神の楽器」トロンボーンを人間の側に取り戻したともいえるのが、ベートヴェンだそうです。1808年初演の「交響曲第5番ハ短調Op.67」そう、あの「運命」でベートヴェンがトロンボーンを初めて交響曲で使用し、それでトロンボーンの運命が変わったそうです。
今ではクラシックのみならず、ジャズ、ポップスと音楽には欠かせない楽器になりました。
トロンボーンの種類
現在、一般的に使われるトロンボーンは3種類あります
テナートロンボーン
ジャズやポピュラーなどで良く使われるテナートロンボーン。TVなどで目にするのは比較的このテナートロンボーンが多いかもしれません。Bb管。
私くらいの世代の方には、クレージーキャッツの谷啓さんが吹いていた、と言えばおわかりいただけるかもしれません。
テナーバストロンボーン
テナートロンボーンにF管を取り付けより低い音域がでるようにしたトロンボーン。丸いロータリーがつけられており、レバーを押さえる(引く)ことでF管に切り替える事ができるようになっています。テナートロンボーンの全ての音域とバストロンボーンの音域もほぼカバーするため、テナーバストロンボーンだけで済ますこともあります。楽器の大きさがバス・トロンボーンよりは小さいため、小柄な女性や初心者でも吹きやすいのがメリット。吹奏楽でも多く用いられます。
バス・トロンボーン
B♭管のテナーバストロンボーンを更に太く、マウスピースも大きいものを使用することで、より低音が出やすくなっています。テナーバスよりも更に一つ多い二つロータリーが取り付けられています。
吹奏楽では汎用的なテナーバストロンボーンがメインで、テナートロンボーン又はバストロンボーンは併用して使用することが多いかと思います。
まだまだ種類がありますトロンボーン
上記の3種類は現在一般的に使われているものです。
実はトロンボーンにはまだまだいろいろな種類があります。種類やより詳しい歴史、楽器の構造、特徴は下記のヤマハさんのページに詳しく解説されていますので、興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。
>>トロンボーン – 楽器解体全書 – ヤマハ株式会社
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