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共謀罪、横浜事件、青地晨さん

21日、共謀罪が審議入りした。
と、いうのに、マスメディアの報道は非常に少ない。
というか大人しい。まるで他人事のようだ。

で、共謀罪というのはどんなものかというと、簡単にいうと「心(思想)を縛る」「心(思想)を罰する」法律ですね。
うまく表現できないので、きっこのブログできっこさんが「トンデモ法案炸裂!」って書いているから読んで欲しい。
あと、右サイドバーのリンクにもいれてあるけど、「共謀罪(キョウボウザイ)って何だ?」サイトに詳しく説明されているからぜひ読んでみて下さい。
文字を読むのは面倒だというかたは、同サイトに事例集マンガもありますので、ぜひ。
きっこさんも書いているように、本当に現政権が目指すのは、忌み嫌う金正日体制と瓜二つななのですね。それとか、戦前(第二次大戦前)の体制とか。
近親憎悪ってやつか・・・

そこで、思い出されるのが、「横浜事件」。
太平洋戦争下、特高警察によって行われた研究者や編集者に対する言論・思想弾圧事件。
まさに現政権の意に沿わないことを思った、その思いを表明しただけ、で逮捕され、拷問され、うその自白を強要された、という事件。
去る2月6日に横浜地裁「免訴」という信じられない判決!がでたばかり。
戦中ではなく、この今の時代でも、その「罪」が晴れることがない、って、信じられませんね。
そして、キョウボウザイが出来てしまえば、また、同じことです。
いったい、戦後の日本人は何をしてきたのだろう・・・。

そして横浜事件に関連して思い出されるのが、青地晨さんのこと。
青地晨さんは、その横浜事件で投獄された体験をもち、我が文化学院の先輩でもある、評論家・ジャーナリスト。
1984年私が始めて乗船した、第2回のピースボートに水先案内人として乗船予定だったが、病気のため乗船できないと、出発直後、船の中で聞く。たしか何かメッセージを寄せてくれたはず。そして、帰路、もう旅も終わろうかとしている船内で集合している時に、「青地晨さん死す」の報が!
ほんとうに、あの時、何か悔しくて悲しくて涙がでてしまったことが思い出される。

青地晨さんを知ったのは、もちろん著作を通してなのだけれど、今となっては何を読んだのか覚えていない。
あるいは、部落解放運動か、徐勝、徐俊植兄弟の救援運動かを通じてかもしれない。

とにかくこのままでは、いけない。歴史を、同じ過ちを繰り返してはいけないと言うことをいいたかったわけですが、まとまらぬまま、今日はここまで。

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