ちょっと心に響く本(絵本)読みました。
ピアノ調律師/M.B.ゴフスタイン(すえもりブックス)
チューニングハンマー、フェルトピッカー、キーレールスクリュードライバー、ウェッジ、チューニングピン、クランプ、キープライヤー、フェルトピッカー そして、音叉。
ピアノ調律師が使う道具。
自分の耳を頼りに、ピアニストが良い演奏ができるように、一つ一つの弦を調整していく。
とーってもすごい!人たちです。
そんなピアノ調律師が主人公の心温まる物語。
お子さんと一緒に読んでみて下さい。
二人のピアノ調律師のお話し。
一人は男やもめの腕の良い調律師ルーベン・ワインストック、そしてもう一人は若くして亡くなったルーベンの息子夫婦の忘れ形見の孫娘デビー・ワインストック。
ルーベンの仕事を見て育ったデビーは将来調律師になると決めているがルーベンはデビーにピアニストになって欲しいと願っている…
幼いデビーの素直な心と、かわいい孫娘を思うルーベンの想いが、短いお話しのなかからも、よく伝わってきます。
ルーベンの悲しい気持ちが物語中ずーっと響いているような気がしますが、ルーベンの友人、世界的なピアニスト リップマンが、デビーの気持ちとルーベンの想いをうまく結びつけてくれます。
調律師の仕事や仕事道具も知ることができます。
音楽好きな人たちにプレゼントしたくなる、愛おしい物語です。
この本に登場した曲たち
- バッハ「幻想曲とフーガ」
- ベートーヴェン「三楽章からなるソナタ」
- ブラームス「ふたつのラプソディー」
- シューマン「謝肉祭」
- ショパンのワルツ
- メンデルスゾーン「夢」
ベートーヴェン「三楽章からなるソナタ」は、三楽章からなるピアノソナタは数多くあり、どれだか不明。
もちろん、ショパンのワルツ、も…
多分こんなのじゃないかと、iTunes で リスト(iMix) 作ってみました。
夜も暑い毎日ですが、静かなピアノ曲で心もクールダウンするのもいいですね。
この作品に登場する曲の中でもキーとなるのが、
メンデルスゾーン 無言歌集 第7巻 op85-1.ヘ長調「夢」
ところで、ピアノの中をじっくり見たことありますか?
もう、4年前になりますが、開進堂楽器さん主催の「ピアノ解体講座」 、娘と一緒に受講しました。娘は調律の体験もすることができました。
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