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【R+】レビュー:『手にした人だけが次の時代に行ける 黄金のボタン』小楠 健志

読書

こんにちは。

@pooh_1960です。

R+(レビュープラス)さんからの献本枠でのレビューです。

『手にした人だけが次の時代に行ける 黄金のボタン』小楠 健志(ジコサポ出版)

いわゆるブックレットという形態。装丁などは素人っぽく、お世辞にもおしゃれとは言えず、書店に並んでいても手に取ろうとは思わない、というのが第一印象。
しかし、中身は著者の実体験、思いの詰まった好著です。文章もしっかりとして、読みやすいものでした。

格闘家から治療家、そして

著者の小楠 健志さんは、プロの格闘家として活躍したのち整骨院を開業。交通事故の治療に訪れる患者さんの多さ、自賠責保険による治療が経営的にも見逃せないものであることに着目。交通費事故患者のサポートを手掛け日本一の患者数を達成。その後、交通事故の被害者、加害者をサポートするNPO法人を立ち上げ、また日本初の交通事故専門資格「交通事故専門士」を誕生させるなど、整骨院という枠を越えた活躍をされている方。

一から十までではなく、最後の一つ二つのヒント

この本は単なる著者の苦労話しでもなく、経営のため、売り上げを上げもうけるための親切なノウハウ本でもありません。
自らの核となる技術を磨くことや、それを知らしめるためのマーケティングなど、経営していくためにやらねばならぬことは、自明の理。
そうした努力を重ねても得られないものや、さらに次の時代に行くために必要なこと、それを著者は黄金の『第一ボタン』と表現されています。
ただし、それは商売を学んだことのある人には当たり前のことでもあり、商売の基本でもあると言えます。

それが何かわからない方、起業したけれど上手くなかなか上手く行かない、という方はぜひ手に取ってみて欲しいと思います。

何かのせいにしない

著者も経営が上手く行かない時期には、「問題のあるスタッフのせい」「立地のせい」と「何かのせい」にしていた、マーケティングの勉強など一生懸命やっても何も行動を起こしていなかったとのこと。これはもう大いに思い当たるふしがあり、あらためて肝に銘じた次第。

著者の立ち上げたNPOに加盟さえすれば、「交通事故専門士」を取得さえすれば、上手くいく・儲かる、わけでは決してない。
著者もノウハウが不足していることを認めている。
著者たちが積み上げてきたものを基に、自分自身が動くことが大切。
ネットでの評判をみていると、まだまだ、人のせい、にしている人が多いように感じられる。

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