こんにちは。
音楽のない生活は考えられない @pooh_1960 です。
昨日、2012/8/24 こちら石川県のFM局 FM石川 主催の HELLO FIVE NEXT BLOW UP Ver.21 というコンサートに行って来ました。
Facebookのお友達でもある金沢在住のシンガーソングライター 今村つばさ さんが出演されるとのことで、FM石川さんに応募したら、見ごと当選したのでした。
このコンサートはその名の通り、これからブレーク必至の若手アーティストが出演。
今回は、今村つばささんの他、ヒナ タカコさん、上間綾乃さん、Rihwaさん、という4名の女性アーティストが出演。
家にいる時、車での移動中など、FM聴くことが多いので、この4名のアーティストの楽曲、1度は耳にしたことがありました。
しかし、やはり生で聴くのは格別。しかも会場は程よく小さく、よりリアルに体全体で楽しむことができました。
今村つばさ
トップバッターは我らがつばさちゃん。
まるでフランス人形のようなかわいいいでたちでステージに。
ふんわりと優しい空気感、いつものことながらその歌声を聴いていると心が癒されました。
ニューアルバムからの「会いたくて」
最後のアコギでの弾き語り「川辺にて」はとくにしびれました。
今村 つばさ Facebook
ヒナ タカコ
二番手は、ヒナ タカコさん。ヒナタじゃなくて、ヒナさんです。
ヒナ タカコさんはお隣 福井県出身のピアノ弾き語りのシンガーソングライター。
ぐいぐいと迫ってくるしっかりとした歌声。音大出とのことで、ピアノも凄かったです。
なかでも「時雨通り」、Jazzyで気に入りました。
つばささんが北陸の女性の優しさ、儚さを体現しているなら、ヒナ タカコさんは北陸の女性の芯の強さを、情念を体現しているようです。
MCで「北陸の鈍色の空の下で育った」という意味のことをおっしゃっていましたが、「秘めて放たじ」の詩の世界が、そうした情念の深さを象徴しているようです。
上間綾乃
三番手は上間綾乃さん。
1曲目が「安里屋ユンタ」、沖縄の風が吹いてきました。
「悲しくてやりきれない」、フォークルことフォーク・クルセダーズの名曲。詩人 サトウハチローさんの詩に、今はなきトノバンこと加藤和彦さんが曲をつけたもの。若き日に(今もですが)なんど口ずさんだことでしょう。
その、「悲しくてやりきれない」の歌詞をうちなーぐちに翻訳してうたわれています。
沖縄の青空の下でこの曲はいっそう輝きを増しそうです。
自分のルーツを大切にする、自分たちの文化を守る、という強い思いが感じられました。
上間さんのお父さんも「方言札」の経験者とのこと。
そうした思いのつまったオリジナル曲もステキでした。
なんで、沖縄の音楽はこんなに優しいのだろう。
Rihwa
ラストは、Rihwa。
北海道出身で、高校3年間はカナダに留学していたそうです。
北海道の大地にさく(司会のFM石川パーソナリティ 松岡 理恵さん曰く)「ひまわり」のように、大阪おおらかでのびのび、若さ特有のストレートな感じがとっても心地よかったです。
1曲目のSOSからのりのり、ストレートなポップロックいい感じでした。
4人のアーティストが万華鏡のような世界をつくりだしてくれたステキなライブでした。
P.S.
ところで、上間綾乃さんを通じて、沖縄や日本のことを改めて考えた。
いまの領土問題の端緒、アジアの国々と日本との思いの落差、というのもわかると思う。
過去の歴史をきちんと知らなきゃ。なんで、こんなに日本人が嫌われるのか、日本で未だに中国や韓国、朝鮮を蔑視する人たちがいるのか。
日本が本当に、戦後、金銭的な問題ではなく、精神的な意味で、心の問題として、充分な償いをしたのか。
それぞれの国が、特に日本が、自分の都合の良い歴史観しか持てない、というのは過去の歴史を繰り返すことになる。
「方言札」は沖縄の人々から言葉を奪おうとしたが、同じことが朝鮮半島でも行われていたこと。
「人類館」「南京大虐殺」「従軍慰安婦」など、過去の歴史ときちんと向き合わないと本当に大変なことになると思うなぁ。
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