4月、新しい年度のスタートです。
3月後半から、母の引越し、そして、息子の大学生活の準備など、バタバタとしていました。
そんな中、久しぶりに東京へ。
今回の目的は、我が母校「文化学院」訪問。
Mixiのコミュニティで「校舎を取り壊し、建て替え」するらしい、と知ったのが2月の末頃。
そして、それが現実とわかってから、一度は、取り壊される前に訪ねておきたいと思い、財政難の中(^_^.)、思い切って実現させました。
大正自由主義の中で西村伊作(関連書)らによって生み出された文化学院。
私がその存在を知ったのは、おそらく浪人(代ゼミ)時代の1979年のことだったと思う。
当時愛読していた雑誌、「朝日ジャーナル」の連載「300万人の大学」でのこと。
「こんな学校があるのか」と強い印象を受けたものの、その時点では記憶に留めただけ。
その後、志望校であった立命へ入学するも、いろいろと悩み、翌年、文化学院の門を叩くことに。
とてもいい加減な学生でしたが、御大「梶谷善久」(著書)氏を初めとするジャーナリズムコースの講師陣、ロシア語の米原万里(著書)、児童文学の上笙一郎(著書)、心理学の乾孝(著書)etc、そして特別講義では井上ひさし(著書)、志村ふくみ(著書)、宇佐美承(著書)etcといった錚々たる顔ぶれの講師の講義を受けることができ、世界が広がる、非常に貴重な時間をすごすことができました。
そして、やはり、あの校舎がその思い出とともにあるのです。
2006/3/31(金)、私が学院を訪ねた時は、既に、校舎内では引越しの作業の真っ最中、既に大方の荷物がつくられ、運送業者が出入し、中庭ではボーリング調査でしょうか、工事が行われていました。
4/11の入学式が終わってから本格的な工事に入るとのこと。
そうそう、今回、2007年末までの工事期間中に仮校舎として使用するのが「研数学館」。
研数学館といえば樺美智子(著書、Wikipedia)さんが通っていたことがある予備校(既に2000年に予備校は閉鎖)です。
個人的には、自分の人生に大きな影響を与えた人とつながっていて、なにか因縁めいたものを感じています。
- 文化学院関連
- 最近の新聞記事など
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- 「お茶の水界隈の顔」と、文化学院旧館建て替え計画に保存の声(日経アーキテクチャ)
- アーチに託す 校舎解体惜しむ文化学院OB(東京新聞)
- 北斗星(20063/9日付)(秋田魁新聞:與謝野晶子の話題)
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